日記

2014/06/09(Mon)
シアトル事件の主役「阿部日顕」が私物化したままの日蓮正宗
 日蓮正宗(静岡県)の第67世法主・阿部日顕(91)が宗内の財政を私物化し、いまも東京・世田谷の等々力の豪邸に住んでいるとされる問題で、月刊誌「財界にっぽん」(7月号)がその妻、阿部政子の動向を記事にしている。それによると、8億円とされる豪邸は、土地・建物の不動産登記上の所有者は「大石寺」(日蓮正宗総本山)になっているものの、実際の建物には「日蓮正宗」や「大石寺」の建物を示すものはなにもなく、勝手口横に「阿部」と書かれた表札があるだけという。記事では、周辺住民に丹念に取材し、日顕夫人の阿部政子が過去に近所をあいさつ周りした事実などが詳述されている。
 阿部日顕はかつて若いときに米国シアトルの宗教行事のため渡米した際、地元の売春婦とトラブルになり、警察ざたになったことを報じられ、名誉毀損で訴えて一審で記事内容の「真実性」を認められた人物として知られる。聖職者が国外で買春まがいの行為を行ったことも問題だが、単なる個人的な旅行などでなく、宗教行事のために公費で派遣された先で起こしたトラブルだっただけに、その悪質性が指摘されてきた。