日記

2006/08/31(Thr)
「週刊新潮」がわずか一誌で賠償額「1億円」に達する見込み  創刊50周年を“荘厳”か!?
 2003年6月に起きた福岡一家殺害事件で、「週刊新潮」が無実の男性を犯人であるかのように記事掲載し、東京高裁から770万円の損害賠償の支払いを命じられていた事件で、最高裁は30日、新潮社側の上告を棄却した。1990年から数えて、写真週刊誌「フォーカス」などを含む新潮社全体の過去の損害賠償命令総額が「1億円」を超えることはすでに知られているが、ついに「週刊新潮」一誌だけで、「1億円」の大台を超えるのも時間の問題となってきた。マスコミ報道などから拾った限られたデータだけでも、同誌が命じられた確定総額はすでに9300万円を超えているため、新潮社が最高裁に上告している他の複数事件が棄却されると「1億円」に達してしまう。わが国の、ケタ外れで断トツの“人権侵害常習誌”=「週刊新潮」(編集人・早川清)に、この際、≪おめでとう≫と言っておきたい。
 ちなみに「週刊新潮」が90年以降に命じられた確定総額9300万円(和解で支払った金額を含む)のうち、早川氏が編集長に就任した2001年8月以降に掲載された記事の確定賠償総額は、すでに約3900万円(計15件・謝罪広告2件を含む)。前任者である松田宏(現・常務取締役)が編集長在任中の8年余に掲載した記事の賠償総額は約4300万円(計20件・謝罪広告3件を含む)なので、早川氏の就任わずか5年間で「4000万円」の大台に迫るペースは、前任者よりかなり早いといえそうだ。