2006/05/15(
Mon
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「乙骨正生」らに「170万円+謝罪広告」を命じる 創価学会VSフォーラム訴訟で東京地裁 “煽動屋”の「矢野穂積」(東村山市議)にも連帯責任
「政治と宗教、政治と社会に関する≪正確な情報≫を発信し続けます」と毎号のように巻末でうたい上げている隔週刊誌『フォーラム21』(発行人・乙骨正生)の記事をめぐり、創価学会が名誉毀損による損害賠償と謝罪広告の掲載を求めていた裁判の判決で、東京地裁民事18部(原敏雄裁判長)は15日午後、被告の乙骨正生や矢野穂積(東村山市議)らに対し、連帯して170万円の損害賠償の支払いに加え、『フォーラム21』誌上に創価学会への謝罪広告を掲載するよう命じた。
発端となったのは2004年1月15日号の『フォーラム21』に掲載された、「やはり『他殺』だった朝木明代東村山市議怪死事件」と題する8ページの座談会記事。発言者は乙骨のほか、東村山市議の矢野と朝木直子(転落した朝木明代市議の娘)の3人。そこで司法解剖などの結果から見てやはり他殺だったなどと断定的に記載し、朝木明代元市議の自殺の原因とされた「万引き事件」についても、なんの正当な根拠もなく「冤罪だった」などと掲載。その結果、彼らが一貫して主張してきた、教団による他殺説を読者に強く印象付ける内容となっていた。
だが、この問題はすでに捜査機関においても「事件性は薄い」(=自殺)との一致した結論が出ており、派生した多くの民事裁判でもすべて同様の結論が繰り返されてきた。今回、こうした確定した事実に対し、さらに再び「ガセネタ」を繰り返したことで、これまで50万円が限度だった『フォーラム21』に対する損害賠償命令額の一挙3倍以上の高額命令に加え、雑誌社としては「死刑宣告」にも等しい謝罪広告を命じたものと思われる。さらに、相(あい)被告となった矢野穂積らの、書面提出時期を繰り返し守らないなどのずさんな訴訟態度も、裁判長の心証を大きく害したと推測できる。
乙骨は今回、「ガセネタ屋」という異名の根源となった東村山市議転落死事件に関して敗訴したわけで、同人の処女作である単行本『怪死』の結論もそっくり「ガセネタ」だったということになる。この人物がほかにも数々の「ガセネタ」で司法から厳しく断罪されていることはあまりに有名だが、これで「5件目」の敗訴判決。いずれの事案も取材のツメが甘く、職業能力に欠けていることの表れといえよう。
もともと乙骨における反学会活動の本質は、元教団の信者でありながら信仰を貫けなかったという複雑なコンプレックスなどを背景に、事実と関係なく教団批判を続けてきたものであり、いうなれば、「脱会者ライター」としての“悪あがき”といった側面が強い。
他方、地元市議の矢野穂積は、自殺か他殺か、まだ警察の結論さえ出ていない段階から、「殺された」などと一方的に主張してきたが、矢野らは他殺と主張する半面、朝木市議が転落死する直前まで執務していた事務所への捜査を拒否するなど、不可解な行動が際立っていた。
今回、東村山女性市議の転落死にまつわる幾多の「デマ煽動」の≪大元≫となってきた「2人組」に、最終決着ともいえる判決が出たことは、極めて大きな意義がある。
法廷には、いつものように乙骨本人の姿も。高額の賠償命令(仮執行付き)にうろたえたのか、深刻な表情でメモ帳に向かったまま、判決言い渡しの後も、席を立とうとしない姿が印象的だった。
ちなみに、この裁判で、乙骨側の代理人についていたのは、日本共産党直系の「城北法律事務所」に所属する熟練弁護士らで、近年、同党における党をあげての支援ぶりが目立っている。
【参考・東村山事件】
http://www.yanagiharashigeo.com/report/Journal8.htm
【参考・乙骨の実態】
http://www.yanagiharashigeo.com/report/Journal9.htm
発端となったのは2004年1月15日号の『フォーラム21』に掲載された、「やはり『他殺』だった朝木明代東村山市議怪死事件」と題する8ページの座談会記事。発言者は乙骨のほか、東村山市議の矢野と朝木直子(転落した朝木明代市議の娘)の3人。そこで司法解剖などの結果から見てやはり他殺だったなどと断定的に記載し、朝木明代元市議の自殺の原因とされた「万引き事件」についても、なんの正当な根拠もなく「冤罪だった」などと掲載。その結果、彼らが一貫して主張してきた、教団による他殺説を読者に強く印象付ける内容となっていた。
だが、この問題はすでに捜査機関においても「事件性は薄い」(=自殺)との一致した結論が出ており、派生した多くの民事裁判でもすべて同様の結論が繰り返されてきた。今回、こうした確定した事実に対し、さらに再び「ガセネタ」を繰り返したことで、これまで50万円が限度だった『フォーラム21』に対する損害賠償命令額の一挙3倍以上の高額命令に加え、雑誌社としては「死刑宣告」にも等しい謝罪広告を命じたものと思われる。さらに、相(あい)被告となった矢野穂積らの、書面提出時期を繰り返し守らないなどのずさんな訴訟態度も、裁判長の心証を大きく害したと推測できる。
乙骨は今回、「ガセネタ屋」という異名の根源となった東村山市議転落死事件に関して敗訴したわけで、同人の処女作である単行本『怪死』の結論もそっくり「ガセネタ」だったということになる。この人物がほかにも数々の「ガセネタ」で司法から厳しく断罪されていることはあまりに有名だが、これで「5件目」の敗訴判決。いずれの事案も取材のツメが甘く、職業能力に欠けていることの表れといえよう。
もともと乙骨における反学会活動の本質は、元教団の信者でありながら信仰を貫けなかったという複雑なコンプレックスなどを背景に、事実と関係なく教団批判を続けてきたものであり、いうなれば、「脱会者ライター」としての“悪あがき”といった側面が強い。
他方、地元市議の矢野穂積は、自殺か他殺か、まだ警察の結論さえ出ていない段階から、「殺された」などと一方的に主張してきたが、矢野らは他殺と主張する半面、朝木市議が転落死する直前まで執務していた事務所への捜査を拒否するなど、不可解な行動が際立っていた。
今回、東村山女性市議の転落死にまつわる幾多の「デマ煽動」の≪大元≫となってきた「2人組」に、最終決着ともいえる判決が出たことは、極めて大きな意義がある。
法廷には、いつものように乙骨本人の姿も。高額の賠償命令(仮執行付き)にうろたえたのか、深刻な表情でメモ帳に向かったまま、判決言い渡しの後も、席を立とうとしない姿が印象的だった。
ちなみに、この裁判で、乙骨側の代理人についていたのは、日本共産党直系の「城北法律事務所」に所属する熟練弁護士らで、近年、同党における党をあげての支援ぶりが目立っている。
【参考・東村山事件】 http://www.yanagiharashigeo.com/report/Journal8.htm
【参考・乙骨の実態】 http://www.yanagiharashigeo.com/report/Journal9.htm